カコの卒業生にインタビューしました。カコの生徒たちは地元の神奈川や東京のペットショップや動物病院を中心に就職しています。お客様からの評判もいいようで、トリミングの指名をもらう卒業生もたくさんいます。その活躍をご紹介します。

卒業生の声

堂薗真央さん

堂薗真央さん

■トリマー科 2022年 卒業
■神奈川県立川崎北高等学校 出身
■自由が丘アニマルクリニック

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

私は今、動物病院でトリマー兼看護スタッフとして働いています。動物病院で働くことを決めたのは、在学中に校内モデル犬のお世話や仔犬の育児、動物看護実習など学んでいく中で、体調を崩してしまったり、病気を持っている犬がいたり、様々なことを経験し目の当たりにして、キレイにするだけではなく動物たちを守りたいという気持ちが強く芽生えてきたからです。
動物病院には、病気や体調がすぐれない子、老犬など様々な動物が来院されるので、扱い方は慎重に丁寧に、そしてよく観察するようにしています。また、体調の変化にいち早く気づくことが動物病院では大切なので、ちょっとしたことでも見逃さず、気になることがあったら獣医師に相談するようにいつも心掛けています。
トリミングは入社してから、爪切りや耳掃除などのお手入れを任されていました。慣れてくると1人でトリミングを任せていただけるようになるため、1人1頭で練習できるカコの環境は今後働くうえでとても役に立つと思います。
そこで、思い返すと少し後悔していることがあって、在学中のトリミング実習でその日実習するモデル犬を選ぶときに、自分がやりやすい、大人しい犬を選んでいたことです。カコでは毎日のように性格や犬種が違うワンちゃんを扱う機会があって、ヤンチャなワンちゃんも経験が積めるチャンスだったのに、自分自身で避けてしまっていたことがいま思うともったいなかったなと思います。もともと学ぶ環境や施設がないとできないですが、たくさん学べる環境があるのに活かせなかったのは、自分自身のせいだと思います。これからトリマーを目指す皆さんには、カコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです。

大石早織さん

大石早織さん

■トリマー科 2012年 卒業
■東京都立千歳丘高等学校 出身
■Cheri Cherie / オーナー

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

実際に働いてみてわかったことではあるんですが、とても恵まれた環境で勉強できていたんだなと感じることが多くあります。
カコでは、近隣の飼い主様との接客応対や、校内のモデル犬たちとの実習だけでなく犬とふれあえる時間も多かったですし、また日頃から言葉遣いや挨拶などといったマナー面も指導してもらっていました。就職先に就職希望の電話をする時も言葉遣い、内容、伝え方まで先生に事前に教えてもらっていたので私は自信をもって就職活動に臨むことができたのですが、いま採用側の立場で見ていると、敬語が使えなかったり、電話や面接での会話や立ち振る舞いができてなかったりなど、社会に出るための基本を他の学校では教えてもらえてないのだなと感じることがあります。同じ時間学んだはずなのに進学した学校によってこれだけ違うことがあるんだな…と、私は学ぶ環境にとても恵まれていたと感じましたし、高校で進路を決める時にカコを選んでよかったと思いました。
私は、ワンちゃんに飼い主様と同じくらいの愛情を注いでいます。飼い主様の家族の一員である愛犬をお預かりする責任感を持てることが、これからトリマーを目指す方には必要だと思っています。飼い主様のイメージをカタチにするトリミング技術はもちろんですが、挨拶や言葉遣い、電話応対などのマナー教育をしっかり受けることが将来、飼い主様からの信頼に繋がると思いますので、たくさんのワンちゃんとふれあって、たくさんの飼い主様と接客をして、就職する前に多くの経験を積んで自信をもってトリマーの道を目指してほしいと思います。

阿出川悠利亜さん

阿出川悠利亜さん

■トリマー科 2019年 卒業
■神奈川県立川崎北高等学校 出身
■横浜青葉どうぶつ病院

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

私は、就職活動を始めたときは、ドッグサロンに就職をしたいと思っていたのですが、活動中に現在働いている動物病院に出会って、キレイに可愛くしてあげるなかで、健康面にも配慮したトリミングをしていきたい、そして病院で働いていたスタッフの方々と一緒に仕事がしたいと思い、動物病院にトリマーとして就職を決めました。
「動物病院でトリミング?」と思われる方もいると思いますが、最近ではとても多くなっていて、私の動物病院では、健康な犬ももちろんトリミングにきますが、10歳以上の老犬や病気をもった犬たちなど、ドッグサロンなどとは少し違った犬たちを担当することが多いです。体調面には細心の注意をはらって、扱い方は慎重に、できる限り短い時間で作業を進めるように心掛けています。また、成犬だけではなくて、生後3ヶ月くらいの仔犬がトリミングに来たこともありました。その時はカコで学んだ仔犬美容がとても役に立ちました。仔犬は成犬に比べると、体も小さく、扱い方が難しいのですが、2年生の時に定期的に行っていた仔犬のトリミング実習のおかげで、スムーズに作業ができました。
カコでは、様々な実習がありましたが、私は1人1頭で犬とたくさんふれあえるトリミング実習が大好きでした。最初は犬の扱いも上手くできなった私でしたが、繰り返し何度も練習して1頭仕上げられた時はとても嬉しかったですね。そして、今では大好きな犬たちをキレイに可愛くしてあげられるトリマーになれて本当によかったと思っています。
私のこれからの目標は、犬たちがトリミングを好きになってくれて、“尻尾をふって次回また来てくれる”そんなトリミングができるトリマーです。その目標に少しでも近づけられるように今後も頑張っていきたいです。

渡部琴音さん

渡部琴音さん

■トリマー科 2016年 卒業
■川崎市立幸高等学校 出身
■ミラーズ・ホイス

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

カコを卒業後「ミラーズ・ホイス」に就職して、7年が経ちました。大好きな可愛い犬たちと飼い主様に囲まれてとても充実した日々を過ごしています。こうして、長くトリマーを続けられるのは、トリミングが終わってワンちゃんをお迎えにきた飼い主様から「いつも可愛くしてくれてありがとう」の言葉をいただけるから、そして犬たちが可愛くなって喜んでいる姿を見ることができるからです。
トリマーは“接客業”ということをカコに通っていたころ、先生方からよく言われていましたが、その時は正直、実感がなくてわかっていなかったように思いますが、実際に働いてみるとトリマーは、技術職である以上に、接客が大事ということを実感します。年代や性別など様々な方が来店されますので、「挨拶」や「言葉遣い」をカコでしっかり指導をしてもらえて今では本当によかったと思います。
また、カコには校内にモデル犬がたくさんいたので、犬の扱い方や保定を繰り返し学べたこともよかったです。お店には、様々な犬種、性格、大きさの犬がくるので、1頭1頭の扱い方が当然ですが違ってきます。在学中に、大人しい犬からやんちゃな犬まで経験できたことで、就職してから、その子に合わせた扱い方でトリミングができています。
これからトリマーを目指す皆さんには、犬が好きという気持ちを忘れずに、愛情を持って犬に接して欲しいと思いますし、トリミングや飼育などの技術、そして接客力をカコで身につけて欲しいと思います。

穗積夏海さん

穗積夏海さん

■トリマー科 2007年 卒業
■神奈川県立百合丘高等学校 出身
■OCEAN DOG/オーナー

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

卒業後、トリマーとして動物の病気を知っておくべきだと思い、最初は横浜にある動物病院でトリマーとして働きました。その後転職し、ペット総合施設で数年間勤務していたのですが、勤務先が閉店することに。トリミング場所を失うお客さまのことが心配でしたし、閉店に伴い設備や備品などを譲り受けられると聞いて独立を決意。閉店する勤務先から車で10分程度の場所にお店をオープンしました。最初は右も左もわからないまま走り続けた感じでしたが、開業から5年以上経ち、いつも支えてくださるお客さまや仲間がいるので、日々充実して、楽しく働いています。
「ワンちゃんたちをHAPPYにしたい」とずっと考えていますが、まだまだ道半ばです。飼い主さんと犬の絆を深めるために、もっと自分にやれることはないかと模索する中で、犬の整体や、犬と飼い主さんが一緒にできるドッグヨガに出会いました。勉強をしてさっそくOCEAN DOGでも導入。ワンちゃんや飼い主さんたちに良いと思ったことを実現に向けてすぐに行動に移せるのは、トリミングサロンを経営しているからこそだと思っています。
カコでは、仕事に対しての姿勢、態度、挨拶、服装など、社会人としての「軸」をしっかり学びました。トリマーは技術職ですが、技術が高ければいいという仕事ではありません。従業員に技術は教えられますが、社会人としてのベースとなる部分は、なかなか教えづらく、また、すぐに身につくものでもないので、カコで学んで本当に良かったと有り難く感じています。
犬が幸せであれば、みんなが楽しくしあわせになるはずだと考えています。犬たちのために仕事ができるトリマーのやりがいは、他では絶対に得られませんし、とても良い仕事だと感じています。

鈴木明人さん

鈴木明人さん

■トリマー科 2013年 卒業
■東京都立秋留台高等学校 出身
■Laugh Tail/オーナー

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

卒業して8年間トリマーとして勤めていましたが、2021年の5月に独立しました。Laugh Tailという店名は、直訳すると「笑うしっぽ」。お店に来るときも帰るときも「楽しかった」とワンちゃんに思ってもらえるお店にしたい。そんな想いからこの名をつけました。
仕事をする上でとにかく大切にしているのは「丁寧に・親身に」ということ。飼い主さまとの接客の時間も、できるだけ長く取ることを心がけています。また、カットでワンちゃんをお預かりする際も、3時間ほどお時間をいただいています。普通に行えばそこまで時間はかからないのですが、ワンちゃんを途中で休ませてあげたり遊んであげたりしながら、1頭1頭を丁寧に行うと、どうしてもそれくらいかかってしまうので。おかげでトリミングは一日3頭が限界ですね。
そのほか、その日のトリミングで気づいたワンちゃんの様子は、すべて飼い主さまに伝えるようにしています。爪がどれくらい伸びているとか耳や皮膚の状態、口の中など、細かく用紙に書いてレポートのように渡しています。そのおかげか、お客さまにも「丁寧ですね」とよく言われます。僕自身が大切にしている思いだからこそ、お客さんにそう感じてもらえるのがとても嬉しいですね。
カコで学んで良かったことは、とにかく実践でスキルを身につけられたこと。やはりトリマーですから、トリミングができないと話になりません。カコではとにかく基礎を叩き込まれました。特に2年次では週3回トリミングの実習があるので、かなりの頭数をこなせたと思います。
今後の目標はいっぱいあります。まずは地域でお客さんに頼ってもらえる優良店になりたい。あきる野市といえばここ、と思われるお店に。そして、いずれはスタッフも増やして、人材教育にも力を入れていきたいです。

藤間里美さん

藤間里美さん

■トリマー科 2009年 卒業
■神奈川県立茅ヶ崎西浜高等学校 出身 出身
■ドッグチョイス/オーナー

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

今のお店に入社したときにいた先輩が辞めてしまい、2年目にはオーナーと私の2人でお店をすることに。するとある日、前オーナーから「お店を引き継いで欲しい」と言われ、今に到ります。そのときは社会人になって2年目ですし、従業員は私だけ。請け負うには重かったのですが、家族に相談したところ父が経営をサポートしてくれるということで決心し、今は私と父、そしてトリマーが1人加わり、3人体制でお店の経営にあたっています。
お店はお客さまと犬たちのことを1番に考えて、丁寧に対応することをいつも意識しています。そのおかげもあってか、月によっては予約が1ヵ月以上待ちになるときも。1日のトリミング頭数をもっと増やしたいと思っているのですが、自分の納得がいくカットを提供できるのは、現状が精一杯。もっと、技術とスピードを上げていけるように、これからさらに頑張っていこうと思います。
トリマーを採用するときは、まずはマナーや一般常識を見るようにしています。また、以前カコ以外の生徒さんが実習に来たときにトリミングをやってもらったのですが「ひとりでトリミングを全部したのは初めてです」と聞いて驚いたことがありました。カコトリミングスクールは1人1頭を扱うのが基本でしたので、今思うと恵まれた環境で授業を受けていたんだな、とそのとき思いましたね。
トリマーは、お客様のご要望通りに仕上げられるトリミング技術を身につけるまでには大変なこともあります。でも、大好きな犬たちと一緒に過ごせますし、飼い主さまの笑顔が見られる素敵な仕事です。これからトリマーを目指す皆さんにも、動物が好きな気持ちと、本当になりたいという強い気持ちを持って、ぜひ頑張って欲しいなと思います。

江塚真子さん

江塚真子さん

■トリマー科 2017年 卒業
■神奈川県立市が尾高等学校 出身
■港南グラン動物病院

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

カコ卒業後、最初はサロンで1年ほど働いていましたが、だんだんと動物の病気のことを勉強したい思いが強くなり、川崎の動物病院に転職し、2年9ヶ月ほど勤務していました。今の病院はそこで働いていた獣医師の先生が独立し、2021年9月に開業したばかり。オープニングスタッフとして在籍し、先生一人、看護師一人の職場です。業務は診療補助、入院管理、受付、手術の助手などの看護業務がメインですが、最近トリミングもはじめました。休診時間に1~2頭程度ですが、予約があったワンちゃんのトリミングを行っています。
卒業してから改めてカコで学んでよかったと感じることは、マナー教育。以前の病院で勤務していた際に実習生が来た時、あいさつができない子や、一般常識に少し欠ける子が多かったことに驚きました。カコではマナーに関して一から十まですべて教わりますが、その知識と経験があるとないとではぜんぜん違います。また、看護の業務がメインになった今、繁殖にまつわる勉強もしておいてよかったと感じています。以前の病院ではブリーダーのお客さまが多く、出産の際に帝王切開を行うケースもあったのですが、カコでは出産の立ち会いなども経験できたので非常に役立ちました。動物看護の勉強をまったくしないトリマーの学校もあるので、この差は大きいと思います。
今後の目標は、もっともっと動物のことを勉強して、動物看護もトリミングも行いながら、患者さま・お客さまに「お姉さんに会いにきた」と言ってもらえるトリマー・動物看護師になり、この病院で長く働き続けていければ、と考えています。

牛尾香里さん

牛尾香里さん

■トリマー科 2017年 卒業
■川崎市立高津高等学校 出身
■PET-SPA 金沢文庫店

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

現在のお店に新卒で入社して5年が経ち、2021年の4月からは店長をさせてもらっています。 トリミングのことだけでなく、経営の観点から数字や売り上げを意識し、目標達成のために何をするかを自分で考え、スタッフに発信していかなくてはいけない。もちろんプレッシャーがありますが、その分やりがいも感じています。
会社のコンセプトは「優しさが伝わるトリミング」。ワンちゃんにあった無理のないトリミングを行い、お客さんと犬に寄り添うことをモットーにしています。日々行うトリミングの中では、トリミングされること自体が苦手だったり、ついつい噛んでしまうワンちゃんもいます。その子が何がいやで、どうしたら気持ちよく施術を受けてくれるかなどを考えながら、トリミングをしています。
カコで教わったことの中で、今特に役に立っていると感じるのが獣医学の授業。トリミングの際にワンちゃんの異常に気づき、飼い主さんに伝えたところ、その後飼い主さんから「病院に連れて行ったところ、やっぱり異常があった」と言われた経験が何度もあります。それは、やはり獣医学で犬の異常について学んだからわかったことだと思います。
まだ店長になりたてなので、今は引き継いだ業務をしっかりこなせるように、という想いが第一ですが、ゆくゆくは、もっと自分の考える理想のお店に近づけていきたいと思っています。カットの技術もちろん大切ですが、それ以上に重要視したいのが、お客さまに信頼されるトリマーが揃ったお店であるということ。“この人だから任せられる”と思われるトリマーに私自身がなり、お店のスタッフもそうしたトリマーになってもらい、来ていただいたお客さまにお店のファンになってもらえる。そうしたお店をつくりたいと考えています。

鈴木百合香さん

鈴木百合香さん

■トリマー科 2013年 卒業
■神奈川県立市ヶ尾高等学校 出身
■Cocoa trimming&market 梶ヶ谷店

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

私が働いているペットサロンは神奈川県内に複数店舗があって、その地域によって飼い主様のご要望に傾向のようなものがあります。
横浜店では、比較的お手入れがしやすいカットを希望されるお客様が多かったり、いま勤めている梶ヶ谷店では、デザイン性を重視するお客様が多いなど、お客様によっていろいろなカットのご要望があります。ただ、カットスタイルについては、カコで様々なカットを勉強させてもらいましたし、また接客実習で、飼い主様が求めているカットスタイルを直接お伺いすることができたので、仕上がりをイメージする力も身に付いていたこともあって、地域による違いや飼い主様によっての違いにもすぐに対応することができました。そして今では、ワンちゃんの生活スタイルやお客様の好みを伺ったうえで、カットスタイルのアドバイスもしています。
また、カコで教えて頂いた、「先のことを考えて行動すること」や「空き時間があるときは掃除や片付けを行なうこと」を率先してお店で行なっていると、「周りをしっかり見れているし、とても気が利くね!」とオーナーが褒めて下さいました。私が入社したあとも色々な学校から後輩が入ってきますが、その中でもカコの生徒は「まじめで気が利くし、掃除が一番丁寧」と、上司の方から評価されています。やはり母校の後輩が褒められるのは嬉しいですね!

髙橋愛加さん

髙橋愛加さん

■トリマー科 2016年 卒業
■神奈川県立横浜桜陽高等学校 出身
■ちゃめごろう DOG WAYS

これからトリマーを目指す皆さんにはカコの環境を活かして在学中から積極的にチャレンジして技術を身に付けて欲しいです

私が働いているお店では、トリミング・トレーニング・ドッグカフェ・ホテルがありますが、私はトリミング全般とホテル業務のチーフを任されています。
1日の流れとして基本的にはトリミングが中心になりますが、空き時間にホテルの犬たちをお世話したり、後輩のカットのチェックなどお店全体の様子も見ながら仕事をするようにしています。忙しい毎日ではありますが、トリマーとして働いていると嬉しいこともあって、以前トリミングで来店されたワンちゃんの健康チェックをしていた時に乳腺の張りがいつもと触ったときの感じが違ったので、それを飼い主様にお伝えして動物病院で受診をお薦めしたことがありました。後日、お客様から「受診した結果、乳腺腫瘍と早期のガンが見つかった」とご連絡をいただき、それを聞いたときはドキッとしましたが、「ただ、早い発見だったから治療もできるので命拾いした」と感謝の言葉を言ってもらえてホッとしましたし、動物の健康を守るというトリマーとしての新たなやりがいも感じられて嬉しかったですね。
こうした犬の少しの変化に気付くことができたのは、カコでの校内モデル犬のお世話や、動物看護の基礎を実習や座学で学べたことがとても大きかったように感じます。あと、犬を扱うときは必ず始めに“健康チェック”や“年齢”を確認するなどの習慣がカコで身に付いていたことも動物の異変に気付くことができた大きな要因だと思います。
実際に働いてみると、カコの授業や授業以外の習慣で行なっていることも、ひとつひとつにちゃんと意味があったんだなと実感します。いま、カコで学んでいる在校生やこれからトリマーを目指す皆さん、カコにはやる気があれば練習できる場が本当にたくさんあるので時間を無駄にせずトリマーを目指して頑張って欲しいと思います。