トリマーに求められるのは資格よりも技術と人間性です。学校を卒業する時の技術量も学校によってかなり差がでます。就職してから動物を守るためにはより多くの動物と学んでください。

トリマーの資格

トリマーの資格は国家資格ではなく、各学校や団体が自由に基準を決め認定することにより資格を発行する民間資格です。そのため、学校により授業内容が異なり、卒業時に身についている技術力も、かなりの差があります。トリマーに必要なのはライセンスの種類や数ではありません。現場で通用する本物の技術や知識が求められます。

開業するにあたっての許可業種について

動物愛護法の改正により令和2年6月1日以降に動物取扱責任者を選任する場合、要件が厳格化されました。開業する場合や事業所での動物取扱責任者となるために取得できる業種は学校によって異なります。カコトリミングスクールを卒業した場合の許可基準を○×で表記しています。詳しくはお問い合わせください。

業種 トリマー科 夜間部トリマー科
販売
保管
貸出し
訓練 ×
展示

カコのライセンスシステム

カコは、独自で認定するライセンス制度を設け、生徒の目標達成を促しています。技術レベルはもちろん、出席状況や、 飼育管理・社会常識・接客能力など、単に技術だけでなく、 それを活かせる人間性や業界で働く上での 基礎力も評価の対象となります。つまり信頼されるトリマーを基準とした評価となります。

カコは授業だけでなく、ライセンスまでも実践的です。

ライセンス発行基準

カコのライセンスは下記の成績評価対象範囲の平均点により、A級・B級・C級に認定します。
【資格名称】

トリマーライセンス A級・B級・C級

【成績評価対象範囲】

出席情報 いくら優秀な技術があっても休みが多ければお客様や勤務先に迷惑をかけます。そこで、年間出席(欠席)日数を評価の対象とします。
飼育管理 校内250頭のモデル犬の飼育管理技術と50頭以上の仔犬たちの産室管理能力を評価します。
社会常識 社会人として身につけておくべき一般常識(挨拶、マナー、身だしなみ、言葉づかい等)の評価及び授業態度、学習意欲等の総合的評価です。
接客実習 近隣のお客様との接客実習の評価です。一般常識の他に、お客様のご要望をきちんと理解できるか、ミスなくこなせるのかも評価の対象になります。
トリミング実習 美容実技試験の技術認定の成績及び各回のトリミング実習中の技術レベル・授業態度・学習意欲等の総合評価です。
各種学科 犬学・トリミング理論・獣医学など各種理論学科の総合評価です。